搭乗者: 不明
形式番号: GAT-502fl
全高: 13.62m
重量: 69.52t
武装: ・M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器×2(頭部)
・AQM/E-M12”エアストホルン”単装無反動砲×1 (背部)
・220mm径6連装ミサイルポッド×1 (背部)
・双刃型ヒートピック内臓ビームランス”ディア”
・腕部内蔵型ビームライフル×2
・M534 胸部複列位相エネルギー砲”ガムザートフ”
・脚部パイルバンカー×4
・ロケットアンカー×4
・陽電子リフレクターシールド”シュナイドシュッツ”×2
・陽電子リフレクターウォール展開装置×4
・TP装甲(下半身の歩行ユニットのみ)
・ストライカーパック対応型

機体説明: 地球連合軍が開発した大気圏内戦用の四脚型MS。
ゲルズゲーの設計思想を踏襲し発展させた試作機体であり、”フロント(flont)=最前線”と言う名が示すように戦いにおいて戦線を構成する為に開発された。

バクゥのような獣型ではなく四足の蜘蛛の上にMSの上半身が乗るようないわゆる”ゲルズゲー型”の形状をしている。

ゲルズゲーとの差異は、四つの脚の配置は前後左右対象、360度向いた方向が前面になるように設計されている点にある。
これにより、通常の二脚MSや獣型MSには不可能な”ほぼノンウェイトでの方向転換”を可能にし、高い機動性の確保と長時間戦場に留まり戦線を維持する事を可能にしている。

蜘蛛のような四脚という構造から脚一本辺りの瞬発力が想定していたものより強力にすることが可能になり、フル装備&スラスターを未使用でもかなりの跳躍性能を誇り、同時に高いショック吸収アブソーバーの役割もこなし高空強襲を行う事も出来る。
 更には二脚では走破が困難な大規模な荒地、急斜面なども足先がアンカー状になっており軽がると走破できるため局地配備が検討されている。

 武装は既存の物を改良したものを搭載している。特に背部の”エアストホルン”単装無反動砲は”ドッペルホルン”の欠点であった重心、重量の上昇を押さえる為に砲身を二門から一門、及び短縮と発射機関の簡略化を行っている。
そして減らした砲身の替わりに6連装型のミサイルランチャーを装備し、範囲攻撃の強化も行っている。

これらの背部武装は、ストライカーパック形式で背部に接続されており、他のストライカーパックも取り付け可能(ただしエール、ジェットなどあまり意味の無いものあるが)。

ビーム系の砲撃武装も腕部内蔵型ビームライフル、列位相エネルギー砲”ガムザートフ”を搭載しており、総合的砲撃力も高い。

下半身に搭載されたロケットアンカーは空中での軌道変更、地上での機体の固定などに使用される。
近接戦に関しては双刃型ヒートピック内臓ビームランス”ディア” を装備してはいるが、それ以上に脚部のアンカー状の足先がそれ以上の凶器となっており近接戦闘能力も意外に高い。
また、足場の悪い場所でも、脚部パイルバンカーをアンカーとして打ち込むことによってより安定した砲撃をする事が可能となる。

また、両腕の小型陽電子リフレクターシールド”シュナイドシュッツ”、脚部に4基の発生装置を持つ陽電子リフレクターウォールといった”ザムザザー、ゲルズゲーから引き継いだ陽電子リフレクター系武装”も搭載している。

型式番号にはGATシリーズの500番系となっているが、これはこれまでとは全く違った機体構造になるため新規に定義された。
実際に500番系として設計し、製造されているのは下半身の歩行ユニットのみで上半身は100番系のフレームが使われている。
これはコスト削減と下半身のジョイント部分をユニバーサル化することにより将来的には被弾率、損耗率の高い上半身をダガー系統の部品でも代用することを可能とし、整備性を向上させるためである。

他にも試作型の機体として、“ブラックウィドウ”の愛称をもつ夜間戦、高空降下戦の機体や、アンカーに敵のデータリンクを介して部隊をマヒさせるコンピュータウィルスを仕込んだ“タランチュラ”と呼ばれる機体存在するらしい。


≪機体ギミック≫

即座にどの方向にも動作対応できるように基部から上半身が360°回転する。



≪双刃型ヒートピック内臓ビームランス”ディア” ≫



ピック部分を延ばす事でヒートピックとして用いる事ができる。
また、右下のイメージ図のように、ピックの周囲の部分からビームが放出され、ビームランスとなる。



≪ロケットアンカー≫

敵機を貫通するほどの特殊鋼刃製。



≪陽電子リフレクターウォール≫

数秒の間360°全方位に陽電子リフレクターを展開する事が出来る。



≪ヴァリエーション試作機≫
・”ブラックウィドウ”



・”タランチュラ”




原案投稿者: hustlerさん


選考時コメント:
連合が開発した大気圏内戦用の多足型MSで、蜘蛛のような下半身を持つガンダムです。

来ましたね〜〜^^
ゲルズゲーをガンダム化したらこんな感じになるだろうガンダムです^^ ゲルズゲー好きなブラオバウム的にはこれだけでも好みではありますが、それだけに留まらず蜘蛛型の下半身を持つという設定がいたって緻密で秀逸です。
地上での最前線での陣取りが可能な高機動性能を持ち、その安定した下半身によって無重力でしか使用できないという設定であるダークダガーLがつかったストライカーパック、ドッペルホルンと同じような無反動砲を搭載しているという点は「なるほど!」とうならされました^^

また、武装も非常にいいセレクトですし、“ブラックウィドウ”や“タランチュラ”の裏設定みたいなものも非常に好みです^^

これは完全に個人的にですが、禍々しい外見の割に、フロントガンダムという名前が“量産型のダガー的”に響きも意味もシンプルで、“あく”がない感じがしますので、もう少し“最前線での脅威”となるような毒々しい名前の方が“ガンダム”としては良かったかなぁと思いました。
でも、そのシンプルさがMSV的でいいのかもしれませんね^^




一口メモ:
イメージは”ゲルズゲーガンダム”という事で、最初からイメージがあったフロントですが、360°方向への対応動作という大きなコンセプトから”ザムザザーの上に乗っかったガンダム”という感じにしています。

カラーリングは、グレー系だとゲルズゲーそのまんまになりそうな気がしたのでソルジャー的モスグリーンにしてみました。ザムザザーと似たカラーリングでもありますね。

設定・武装的には量産型MS的な機体ではありますが、ゲルズゲー系統を特機化した機体(ガンダム)ですので、陽電子リフレクターを周囲展開できる陽電子リフレクターウォールという新陽電子武装を搭載させてみました。

ビームピックも、少し変更してヒートピック兼ビームランスという形にさせてもらっています。やはりこの機体の手持ちの武装は長めじゃないと攻撃出来なそうですよね^^
射撃系武装も、かさばるので内蔵型にさせてもらいました。


やはり、量産的なフォルムになりそうだったのでどうしようか迷ったのですが、「まぁ、これはこれでいいか^▽^」と思わされた一品ですね^

ついつい、ヴァリエーション機も作成させてもらっちゃいました^^




応募原案: 54.フロントガンダム(hustlerさん)

型式番号 : GAT-502fl
全高 : 13.62m
重量 : 69.52t
武装
・頭部:M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器×2
・背部:AQM/E-M12〈エアストホルン単装無反動砲〉×1
     220mm径6連装ミサイルポッド×1
・ロングシャフト・ビームピック〈ディア〉
・M713K(+GR08M) ビームカービンU(+単発グレネード)
・GAU-9M2 52mmマシンガン改
・ロケットアンカー×2
・脚部:小型防護シールド
 
・及び、連合ザフト問わずあらゆる銃火器
・下半身、歩行ユニットのみTP装甲

機体説明:
 連合が開発した大気圏内戦用の四脚型MS。
 『フロント(flont)=最前線』と言う名が示すように戦いにおいて戦線を構成する為に開発された。
 形状はバクゥのような獣型ではなく四足の蜘蛛の上にMSの上半身が乗るような形をしており、四つの脚の配置は前後左右対象、360度向いた方向が前面になるように設計されている。
 求められたのは高い機動性と長時間戦場に留まり戦線を維持する事であったためこの前後左右対象型の四脚が採用された。
 これは通常の二脚MS、及び獣型MSには不可能なほぼノンウェイトでの方向転換を可能にし、地上での高い機動性の確保とそれにともなう被弾率の低下、ひいては戦闘時間の延長と求められた項目を充たすためである。
 蜘蛛のような四脚という構造から脚一本辺りの瞬発力が想定していたものより強力にすることが可能になり、フル装備&スラスターを未使用でも80m近い跳躍が実現している。そして同時に高いショック吸収アブソーバーの役割もこなし高空強襲すらこなすことが可能になった。
 更には二脚では走破が困難な大規模な荒地、急斜面なども足先がアンカー状になっており軽がると走破できるため局地配備が検討されている。

 武装は既存の物を改良したものを搭載している。特に背部の〈エアストホルン単装無反動砲〉は〈ドッペルホルン〉の欠点であった重心、重量の上昇を押さえる為に砲身を二門から一門、及び短縮と発射機関の簡略化を行っている。そして減らした砲身のほうに“バスター”と同系統のミサイルランチャーを装備し範囲攻撃の強化も行っている。もちろんこれらの武装はストライカーパック形式で背部に接続されており、他のストライカーパックも取り付け可能(ただしエール、ジェットなどあまり意味の無いものあるが)。
 ロケットアンカーは機体下半身、脚部取り付け基部の前後(明確には前後左右は無いが整備時の便宜上)に装備され空中での軌道変更、地上での機体の固定などに使用される。
 近接戦に関してはビームピックを装備してはいるが、それ以上に脚部のアンカー状の足先がそれ以上の凶器となっており近接戦闘能力も意外に高い。

 型式番号にはGATシリーズの500番系となっているが、これはこれまでとは全く違った機体構造になるため新規に定義された。
 だが、実際に500番系として設計し、製造されているのは下半身の歩行ユニットのみで上半身は100番系のフレームが使われている。
 これはコスト削減と下半身のジョイント部分をユニバーサル化することにより被弾率、損耗率の高い上半身をダガー系統の部品でも代用することを可能とし、整備性を向上させるためである。

 機体色は基本的にグレー系統だが、“ブラックウィドウ”の愛称をもつ夜間戦、高空降下戦のブラック系統の機体や、アンカーに敵のデータリンクを介して部隊をマヒさせるコンピュータウィルスを仕込んだ“タランチュラ”と呼ばれるイエロー系統のカラーリングも存在する。

 私の小説に登場させようかと考えていたMSをすこし弄って投稿しました。
 それにしても四足の蜘蛛みたいなMS……群れて突撃してくるところを想像するといろんな意味で怖いなぁ……。