「マグノリア・デデュー、FF、行きます!」



搭乗者: マグノリア・デデュー 
形式番号: DEG-Ωδ
全高: 18.11m
重量: 68.53t
武装: ・パイロット・バディ精神感応リンクシステム≪GEMINIシステム≫
・小型陽電子破城砲≪ワルキューレ≫×2(額部・胸部)
・レーザー対艦刀≪アダム≫、≪イブ≫
・腕部内蔵型ビームシールド・ビームライフル≪オリュンポス≫×2
・GEMINI・システム感応型小型量子通信ビット≪インフィニティフェザー≫×100

機体説明: コトアマツカミとの戦いの後、マルドゥーク・フォルケン博士の手によって作られたディナ・エルスのDEGシリーズの最新機。
コトアマツカミの一件により警護MSというよりは防衛目的の戦闘用MSとして作成された。

このMSには試験的にあるシステムが導入されている。それは、MIHASHIRAシステムのパイロットとナビゲーターの関係を参考として作られた精神感応システム≪GEMINIシステム≫である。

これは、母艦であるタケミナカタの高感度通信リンクシステム≪シンタク≫を利用して艦内の特定の席に付いた仲間一人を『バディ』として認識、パイロットと意識共有をさせ、それにより通常の感覚を倍増させて戦うシステムである。パイロットは様々なバディと意識を通じ合う事によってその戦闘方法や力量がアップする。
体に悪影響を及ぼす副作用はないといってよい。(ただし、様々な人間と意識共有をする事になるのでパイロットにプライバシーはなくなる。『サトラレ』状態。)

また、ダブルフェイスガンダムはそのバディの持つ特性によってMSの能力や色などが変化する。具体的にはGEMINIシステム感応型小型量子通信ビット≪インフィニティフェザー≫がバディの特性を認識する事で反応を起こし、様々な能力を発現する。これは、高速で飛行する小型ビットで、ビームやコロイドを展開することが可能(のはず)。

例)
バディ・コウ/高速飛行型レーザーウィング『セラフィックスター』
:フェザーからビームがでてビームウィングを形成。また、そのビームがブースターにもなり、通常の3倍近くの高速で飛翔する事が可能。しかし、自機からフェザー射出不可。


バディ・ペルセポネ/敵機コントロールジャマービット『ラヴァーズキッス』
:フェザーを敵機に突き刺す事で、敵機のコントロールを乱す。(敵機の操縦桿の操作が通常通りに伝わらなくなる。)ただし、一度に4機まで。

バディ・フルーシェ/多目的ビームウィップ『ビューティフルトリニティ』
:20ずつ、40のフェザーが2つのビームウィップをつくりだす。それは、ビームウィップ、ビームライフル、ビームプロミネンスシールドの3種の役割を果たす。しかし、自機から離す事は出来ない。

バディ・シャクス/ビームプロミネンス放射ウィング『シャイニングエクセリオン』
:フェザーからビームプロミネンスが出て周囲の敵にビーム放射する。攻防一体の強力な兵器だが、射程が短く連続放射は出来ない。もちろん自機からフェザー射出不可。

・・・のように、バディ次第で無限の特性を誇るが、一長一短があり、融通が利かない。
このGEMINIシステムによって2人の人間が操縦する事からダブルフェイスと命名される。通称・FF(エフエフ)。

その他装備は以下の通り。
小型陽電子破城砲≪ワルキューレ≫は一発発射すると壊れる諸刃の剣。2門あるので2発が限度。
レーザー対艦刀≪アダム≫、≪イブ≫はエクスカリバーのように合体可能。
腕部内蔵型ビームシールド・ビームライフル≪オリュンポス≫は両腕からシールド発生装置がせり出され展開される。またビームライフルも発射可能。ただし、シールド展開時は発射できない。

パイロットは警護隊の中から選考される事となる。ドラグーン適性があるものしか使いこなせないために唯一その適正が認められた少女警官のマグノリア・デデューがパイロットとなる。

■マグノリア・デデュー

年齢:17歳
所属:ディナ・エルス警護隊
特徴:肩まで伸びた明るいブラウンの髪と瞳。女。

ディナ・エルス警護隊、第13隊所属。階級は巡査。

父がコーディネイター、母がナチュラなので彼女はハーフコーディネイターである。
親しいものからは愛称のマギーで呼ばれる。メリーナ、デュライドとは幼馴染であり、小さい頃からよく遊んでいた。性格はしっかりもので誰に対してでも優しく、面倒見がいい。責任感が強いために、警護部隊に入隊した。

MSで実戦を行うのは第1〜第5隊なので、彼女は今まで後方支援であったが、FF(ダブルフェイス)のパイロットとしての適正(ドラグーン適性『など』)が認められたために抜擢される。
前大戦の英雄に憧れており、特に『熾天の流星』のファン。